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夜にインターネット回線のつながらない!?その理由とは?

昼間はいいのに夜だけつながらない or 遅いのはなぜ?

夜にyoutubeでゆっくり動画でも見ようとすると、「なぜかつながらない」「遅い!」という経験をしたことはありませんか?楽しんでいる最中にネットが中断してしまうのは嫌なものですよね。どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか。その原因を探っていきましょう。

遅くなる理由

「昼夜を問わず常にインターネットがつながりにくい、遅い」というのであればパソコンの不具合やケーブルの劣化なども考えられますが、夜だけ遅く感じる場合は「回線」または「サーバー」に原因があるかもしれません。それぞれチェックしていきましょう。

回線が混雑している

近年のインターネット接続回線で一般的なのは光回線ですが、同じ回線内での利用者が増えれば増えるほど速度が遅くなります。とくに夜8~12時は、データ量の多い動画再生やゲームをする人が重なります。そのため昼間より夜のほうがスピード低下しやすくなるのです。
また利用者数が同じでも、ヘビーユーザーの割合が高ければ回線は混雑します。

集合住宅のほうが回線の速度は落ちる?

戸建てでもマンションなどの集合住宅でも同じですが、1本の光ファイバーは複数に分岐しています。たとえばNTTの場合は最大32分岐です。戸建てだと光回線は基地局内で4分岐、さらに電柱で8分岐され、最大32家庭に供給されます。マンションの場合は建物内で32分岐に分かれます。
「マンションだと速度が落ちる」といわれますが、それは32分岐すべてがユーザーで埋まりやすいからです。戸建ての場合は32分岐しても、そのすべてにユーザーがつくことは少ないため速度が保たれます。ただし、戸建てでも建物が密集している地域なら回線は埋まりやすいといえます。

回線の混雑を避けるには?

集合住宅でも、場合によっては個別で回線を引くことが可能な場合もあります。賃貸なら大家さんに確認してみましょう。工事で壁に穴をあけることもあるため、無断で回線を引くのはNGです。
戸建てで回線の変更を検討する場合は、光回線の中でも高速を誇る「NURO光」や「auひかり」がおすすめです。とくにNURO光は1Gbpsが一般的といわれる光回線の中で、20Gbpsもの高速回線を実現。ここまでいくと月額基本使用料も7,743円と高めになりますが、4,743円のベーシックプランでも下り2Gbpsと高速です。

サーバーが混雑している

ページを閲覧する側はユーザー、ページを提供している側はサーバーと呼ばれます。人気コンテンツを提供するサーバーはユーザーが過集中するので、時間帯によっては遅く感じます。特定のコンテンツでつながりにくい場合にはサーバーに問題がある可能性が高いでしょう。
混雑を回避するために 、IPv6に対応しているサイトもあります。
代表的なものは以下です。

  • Google
  • Youtube
  • Netflix
  • AbemaTV
  • DAZN
  • Facebook
  • Instagram
  • WikiPedia

IPv6(IPoE)は従来IPv4のアドレス数枯渇問題を避けるために誕生しましたが、まだ普及しておらずユーザーが少ないのがポイント。混雑しにくいのでよりスピーディな閲覧が可能になります。
IPv6を使うにはユーザー側もIPv6対応のプロバイダー契約やルーターを用意する必要がありますが、YoutubeやNetfilixを使っていて遅いと感じるなら有効な手段です。まずは現在使用しているインターネットが対応しているか確認してみましょう。以下のサイトでチェックできます。

「あなたのIPv6をテストしましょう」(https://test-ipv6.com

アクセスするだけで診断開始します。結果の上から3段目を見ると、IPv6に対応しているかがわかります。

テストの結果、IPv6対応していない場合は?

ひとまず契約中のプロバイダーにIPv6対応オプションがあるかどうか確認してみましょう。ここで注意したいのがIPv6にはPPPoE形式とIPoE形式の2つがあるということです。
PPPoEの場合はIPv6でも目立ったスピード向上は見込めません。PPPoEはトンネルに例えられることが多いですが、トンネルの出口(網終端装置)で混雑することが多いためです。対してIPoEはトンネルを経由しない高速道路のようなもの。IPv6を検討する際は、IPoE形式であることを必ず確認しましょう。
IPv6対応オプションはプロバイダーによって申し込みの要不要、手数料の発生など細かく異なります。おおむね無料での対応となることが多いので、公式サイトでチェックしてみましょう。

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