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建物共有インターネット設備(光回線マンションタイプ)が安い理由

マンションタイプと戸建てタイプの値段が違うのはなぜ?

光回線を契約する場合、マンションと戸建で1000円ほど差があることを不思議に思ったことはありませんか?大手光回線の月額料を見てみましょう。
以下は光回線の月額使用料(参考値)です。

ソフトバンク光
(ギガスピード)
ドコモ光
(1ギガタイプA)
So-net光
戸建て 5200円 5200円 5580円
マンション 3800円 4000円 4480円

上記はマンション規模などにより変動があります。

マンションタイプの場合、規模や見込める契約数の違いによって料金に幅があります。契約数が多ければ多いほど割安になっていく仕組みです。
つまりマンションタイプが安い理由は、「一度の工事でたくさんの世帯と契約を結べる」から。
またフレッツ光の場合は戸建て用の回線を32分岐させますが、32すべての回線が埋まるわけではありません。その点マンションタイプは契約が埋まりやすいので、その分を料金に反映できるのです。

同じ光回線でもマンションによって速度が違う?

「マンションだと通信速度が遅い」という声を聞くことがあります。その原因のひとつに配線方式の違いがあります。マンションの共有部分に光回線を引き込むところまでは同じですが、そこから各家庭へ転送するには主に3つの手段が使われます。

光配線

共有部分から各戸まで光ファイバーケーブルを使う方式。
伝送ロスが少ないため、3つのうちで最も安定・早い通信速度が特徴。快適にインターネットを楽しめますが、マンション設備が対応していないと使えません。

VDSL配線

共有部分から各戸まで既存の電話線を使う方式。築年数の経過したマンションでよく見られます。
光回線で送られてきたデータを共有のVDSL盤でいったんアナログ化するため、通信速度が落ちてしまいます。

LAN配線

共有部分から各戸までLANケーブルを使う方式。無料インターネットを謳う集合住宅で用いられていることが多く、入居すぐにインターネットが使えるのがメリット。
ただし光配線と比べて大幅に速度が落ちてしまうことが難点です。
「インターネットが遅い!」といわれるタイプはVDSL配線またはLAN配線であることが多く、目安として光配線は1Gbps、VDSL配線は100Mbpsと言われます。およそ10倍の差があるのですね。

マンションでも戸建てタイプを契約できる?

諸条件にもよりますが、マンションで戸建て契約をすることは可能です。より高速で安定したインターネットを楽しみたい方にはおすすめです。
以前はマンションでの戸建て契約に「階数制限」がありましたが、現在では廃止の流れに。たとえば通常の戸建てプランと同じ条件で契約できる「NURO光 forマンションミニ」では、7階までという制限つきだったのが2019年1月より撤廃。8階以上でも契約できるようになりました。
マンションにおける戸建て契約の敷居は低くなってきているので、現状のインターネット環境に不満があれば導入を検討してみましょう。その際はマンション管理者に事前の許可をとっておきましょう。

許可が下りない場合は?

マンションで戸建てプランを契約する場合、工事が必要になることも。マンションによってはそこを理由に断られてしまうこともあるでしょう。
そんなときはWiMAXなどのモバイルWi-fiや、ソフトバンクエアーなどの据え置き型Wi-fiを使うという手段があります。
無線型インターネットは光回線よりも遅いイメージが持たれがちですが、ソフトバンクエアーに関しては下記データにあるように現在ではかなり通信速度がアップしているようです。

Airターミナル4 Airターミナル3 Airターミナル2
通信速度 下り最大962Mbps 下り最大350Mbps 下り最大261Mbps
Wi-Fi 11a/b/g/n/ac
最大1.3Gbps
11a/b/g/n/ac
最大866Mbps
11a/b/g/n/ac
最大866Mbps

単身なら持ち運びできるWiMAXが人気ですが、家族みんなでインターネットを使う場合は誰かが持ち出すと通信できなくなってしまいます。またWiMAXは3日間の10GB以上の使用で速度制限がかかってしまうため、ファミリーの場合はソフトバンクエアーなどの据え置きタイプがおすすめです。

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