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リモートワークに最適なインターネット回線やプランについて

リモートワークをストレスフリーに

新型コロナウィルスの影響によって一躍注目を浴びたリモートワーク。 Twitter社は今後も永久的にリモートワークを許可する方針を打ち出し、コロナ収束後の世界でもこの流れは加速度的に進むと考えられています。
世界的なリモートワーク化の流れに乗るためには、自宅のネットワーク環境をどのように整えていくべきなのでしょうか?ここではZOOMなどのビデオ会議アプリの要件を中心に、リモートワークをする上で最適なインターネット環境および回線・プランをご紹介します。

リモートワークに必要なインターネット環境

リモートワークに際し、多くの企業がZOOMなどによるビデオ会議を取り入れました。ビデオ会議でコミュニケーションをとる場合には、以下の環境が必要です。

インターネット回線(有線または無線)

有線なら光回線・ADSL回線・CATV回線、無線ならモバイルWi-fi・据え置き型Wi-fiが該当します。この中で最も高速で安定した通信を保てるのは光回線とされています。

ただ、昔は遅い・不安定というイメージがあった無線Wi-fiも速度を増しているので、選択肢のひとつとなるでしょう。仕事内容にもよりますが、ビデオ会議を頻繁かつ長時間行ったり大容量データをやりとりする場合は通信速度制限のない据え置き型を選ぶのが無難です。情報の漏洩を防ぐためにはセキュリティ性の高さも必要となります。

パソコン、タブレットなどの端末

ビデオ会議アプリはスマートフォンでも使えますが、資料を見ながらの会議では画面の小ささがネックになるためパソコンのほうがスムーズです。代表的なビデオ会議ツールで必要とされるスペックを以下に示しました。

ZOOM Microsoft Teams Google Meet
プロセッサ デュアルコア 2GHz以上(i3/i5/i7またはAMD相当)
※ノートPCはクアッドコア以上を推奨
デュアルコアプロセッサ(またはそれ以上)
※オンライン会議の操作性を向上する場合
2.2 GHz(i3/i5/i7またはAMD相当)
※HD動画利用時
RAM(メモリ) 4GB 8GB

プロセッサは仕事用とするなら最低でもCore i5以上は必要でしょう。RAMの推奨はZOOMで4GBとなっていますが、チャットツールや管理システムを常駐させることを考慮すれば最低でも8GBないと厳しいかもしれません。記憶容量はHDDではなくSSDのが◎。高速に処理できるためストレスがありません。
また、どのビデオ会議ツールでもOSは最新を推奨しています。例えばMicrosoft Teamsの場合、iOSにおける正式サポートは最新OSおよび1世代前のOSとしています。
ちなみにWindows 10は一般向けのHomeとビジネス用のProがありますが、10 ProはWindowsリモートデスクトップでの遠隔操作や Bit Lockerでのストレージ暗号化によるセキュリティ向上などHomeにはないメリットがあります。

スピーカー、マイク、ウェブカメラ

音声で通信する場合はスピーカーとマイク、画像つきで通信する場合はウェブカメラが必要になります。最近では多くのパソコンに内蔵されていますが、あえて高性能の外付けタイプを購入する方も少なくありません。
ノイズの少ない音声や高画質での通信は、自分だけでなく会議参加者全員のストレス軽減に役立ちます。

リモートワークに必要な通信速度

ZOOMではグループビデオのギャラリービューで1.5Mbps/1.5Mbps(上り/下り)の通信速度を推奨しています。お使いのインターネットが必要な速度を満たしているかは、 Fast.comhttps://fast.com)を参照にしましょう。
ここで注意したいのが、「ビデオ会議で1.5Mbpsあれば良い=回線の通信速度が1.5Mbpsあれば良い」とはならない点です。自分以外の家族が同時に端末を使うこともあり得ますし、IoT家電が普及していく時代においてある程度余裕をもった回線プランを検討する必要があります。

リモートワークにおすすめのインターネット回線・プラン

引っ越す予定があるなら据え置き型Wi-fi

引っ越しが決まっている方はもちろん、結婚や転勤する可能性が高い方は工事のいらない無線インターネットがおすすめです。WiMAXは持ち運びできるのが魅力で、出張や外泊が多い方に最適。ただし3日で10GBの使用で通信速度制限がかかってしまうので、頻繁にビデオ会議を行う場合や扱うデータ量が多い場合は不向きです。
最近CMなどで話題となっているソフトバンクエアーなどの据え置き型Wi-fiは、通信速度制限がないという点が魅力。さらにターミナルAir 4で格段に通信速度が向上し、初期ターミナルAir時代に110Mbpsだったスピードが481Mbps、一部エリアでは962Mbpsとなっています。
地域別通信速度は公式サイトでも確認できるのでぜひチェックしてみましょう。

ソフトバンクエアー 住所別下り最大通信速度情報
https://www.softbank.jp/ybb/air/area-list/

快適なインターネット環境を整えるなら光回線

部下との会議中にブツブツと通信が途絶えたり、遅延したりすると気まずいもの。これを機にしっかりとしたインターネット環境を構築したいなら、光回線が最有力候補でしょう。
中でもおすすめしたいのはNURO光。光回線の速度といえば1Gbpsが一般的ですが、NURO光はベーシックプランでも2Gbpsの安定した高速インターネットを利用できます。戸建てタイプの場合は無料でセキュリティソフト「カスペルスキー」のサービスも付属(NURO forマンションの場合は月額500円・税抜)。5台の端末にインストール可能なので、複数端末を使う場合も安心です。

プランはIPv6 over IPo4オプションのあるものを

世界的にリモートワーク化が加速すれば回線は混雑しやすくなり、ネットワークの遅延をまねく恐れがあります。ここで注目したいのが IPv6 over IPo4オプション。混雑した回線でもサクサクと高速化できるIPv6(IPoE)の技術をIPv4形式サイトでも応用できるので、大幅なスピードアップが期待できます。

セキュリティ対策は万全に

リモートワークで通信速度以上に重要なのがセキュリティ対策です。個別でセキュリティソフトを購入する方法もありますが、無料で使えるセキュリティサービスを備えた回線ならコストを抑えられます。ずっと無料でセキュリティサービスを使い続けられる回線としてはNURO光やフレッツ光(西日本)が有名です。
公衆フリーWi-fiはセキュリティ面において脆弱と言わざるを得ません。どうしても利用する場合はパソコンのファイル共有機能をオフにしましょう。

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